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ロール軸補修|φ200×3000L摩耗部の溶接+旋盤仕上げ事例

φ200×3000Lロール軸補修の事例です。ベアリング部の摩耗を溶接肉盛り+汎用旋盤の1/100mm高精度仕上げで再生し、製紙・印刷・食品ラインの長寿命化に貢献。新品交換比でコスト・納期ともに大幅圧縮が可能です。

業界
印刷機械 / 自動車関連 / 製紙 / 食品機械
材質
ステンレス / 鉄
加工方法
メンテナンス補修 / 汎用旋盤 / 溶接

ロール軸摩耗補修の重要性と本事例の概要

ロール軸の摩耗は、生産設備の安定稼働に大きな影響を与える課題の一つです。とくにベアリング挿入部の摩耗は、回転精度の低下や異音の原因となり、放置すればさらなるトラブルにつながります。今回は、φ200×3000Lのロール軸に対して、溶接による肉盛り補修と汎用旋盤での高精度仕上げを行い、摩耗部分を再生した製作事例をご紹介します。

有限会社 小澤製作所では、1971年の創業以来、製紙・印刷・食品・自動車塗装ラインなど、ロール設備を多用する分野のメンテナンス補修を多く手掛けてきました。長尺軸の補修は、新品交換に比べて納期もコストも大幅に圧縮できるため、計画停止に合わせた短納期案件にも対応しています。

ロール軸補修が選ばれる業界と用途

ロール軸補修は、回転精度がそのまま製品品質に直結する設備で高い需要があります。当社の主な実績業界は次のとおりです。

  • 製紙工場のカレンダーロール・乾燥ロール
  • 自動車部品塗装ラインの搬送ロール
  • 食品製造ライン用ロール(スチール・ステンレス)
  • 印刷機械の圧胴・版胴シャフト

補修加工の基本方針についてはメンテナンス・補修加工ページもご覧ください。新品交換比で大幅なコスト削減が可能です。

長尺φ200×3000Lを高精度で支持するセットアップ

長尺ロール軸の補修で最も難しいのは、加工中のたわみを抑え、芯出し精度を維持することです。当社では大型NC旋盤と汎用旋盤の両方を活用し、振れ止めとセンター押えを組み合わせて軸全体を安定させた状態で切削します。φ200×L3000のような長尺品でも、面粗1.6S・寸法精度1/100mmを安定して仕上げる体制を整えています。

大物・長尺ワークの対応範囲は大物・長尺加工サービスでも事例を紹介しています。φ900×L4000までの長尺旋盤加工が可能です。

溶接による肉盛り補修+旋盤による精密仕上げ

摩耗したベアリング挿入部は、まず溶接機による肉盛りで素材を回復させます。素材組成や母材厚に合わせた溶接条件で肉盛りを行うことで、後工程の旋盤加工で必要な削りしろを確保しつつ、母材との界面強度を維持します。肉盛り後は汎用旋盤で粗加工・仕上げ加工を行い、ベアリング嵌合寸法を1/100mm単位で再現します。

切削加工サービスの詳細は切削加工ページにもまとめています。鉄・ステンレス・FC250など11種素材に対応しています。

使用設備|溶接機+汎用旋盤+大型NC旋盤

本事例では、溶接機による肉盛り工程と、汎用旋盤による仕上げ工程を中心に進めました。当社にはオークマLH55-N、KINGSTON HR4000、日立精機NR23などの大型NC旋盤群も完備しており、案件規模や精度要求に応じて使い分けています。各機の仕様は設備情報ページでご確認ください。

長尺加工で精度を出すための技術ノウハウ

長尺軸の旋盤加工では、刃物・送り条件だけでなく、ワーク自身の自重たわみを織り込んだ補正切削が不可欠です。経験豊富な技術者が、加工中に振れを実測しながらセンター押え・振れ止めの位置を微調整することで、3000mm級の長尺軸でも一定の真直度を確保しています。1971年から半世紀以上にわたる現場経験が、こうした繊細な作業を支えています。

補修工程フローと品質管理

ロール軸補修は、次の工程で進めます。

  1. 摩耗状態のヒアリング・現物寸法測定
  2. 削りしろ・肉盛り厚みの設計
  3. 溶接機による肉盛り補修
  4. 汎用旋盤・NC旋盤での粗加工・仕上げ加工
  5. 外径・真円度・面粗さの検査
  6. 梱包・出荷(必要に応じて現地搬入対応)

各工程で寸法・外観を記録し、納品時にはお客様へ測定結果を提示しています。

新品交換と比較したコスト削減効果

ロール軸を新品交換する場合、材料調達から芯出し加工までで数週間〜数か月を要するケースが珍しくありません。一方、摩耗部のみを補修する場合は、現物到着から数日〜2週間程度で再生が可能です。コスト面でも新品交換に比べて大幅な圧縮が見込め、計画停止のスケジュールに合わせた段取りができる点も大きな利点です。創業からの歩みは会社情報ページでもご紹介しています。

関連する製作事例

ロール軸補修と近い加工内容の事例は製作実績アーカイブでも公開しています。

  • ガスタービン用大型バルブ セレーション追加工
  • FC250ギヤ加工 1/100mm精度仕上げ
  • 食品機械向け A5052 製造ロール 精密旋盤・溶接

採用情報や工場見学につきましては採用ページもご覧ください。

よくあるご質問

Q. 補修後の寿命はどのくらい持ちますか?

A. 使用条件によりますが、新品同等の寿命を見込むケースが多く、設備の運用環境を伺ったうえで肉盛り材質と熱処理を提案します。

Q. ロール本体ごとの加工も依頼できますか?

A. 対応可能です。長尺旋盤でφ900×L4000までのロールを扱えます。詳細は大物・長尺加工ページをご覧ください。

Q. ステンレスのロール軸も補修できますか?

A. 鉄・ステンレスのいずれも対応しています。素材により溶接条件・切削条件を最適化し、母材を損なわない補修を行います。

Q. 緊急停止時の短納期対応は可能ですか?

A. 計画停止時の特急対応も多数実績があります。状況をお知らせいただければ、最短日数で見積もり回答いたします。

ロール軸補修のご相談は有限会社 小澤製作所へ

製紙・印刷・食品・自動車塗装ラインなどのロール軸補修、長尺軸の精密旋盤加工、難加工材の追加工まで、図面1枚・現物のお持込みからご相談を承ります。お見積り・技術相談はお問い合わせフォームまたは直通電話 0476-98-0519(平日 8:30–17:30)まで、お気軽にお寄せください。

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