SUS304は耐食性と強度のバランスに優れたオーステナイト系ステンレス鋼で、食品・医療・化学・建築の分野で最も普及しているステンレス材です。丸棒形状での曲げ加工は意匠性と機能性を兼ね備えた部品づくりに不可欠ですが、SUS304の加工硬化特性ゆえに曲げ内側に「シワ」が発生しやすいという課題があります。シワは美観の低下だけでなく、応力集中による割れや疲労破壊の起点になるため、医療機器フレーム・食品ラインのパイプ・化学プラント配管・意匠用デザインパーツでは見過ごせない不具合です。
有限会社 小澤製作所は、千葉県印西市の自社工場で1971年の創業以来、難加工材の切削・曲げ・溶接を組み合わせた精密部品製作を手掛けてきました。54年で蓄積したSUS加工ノウハウと現代の主要設備を組み合わせて、シワなし・美しい曲げ仕上げを安定して提供しています。
SUS304丸棒の曲げで最も難しいのは、内側のシワを抑えながら均一なR形状を成形することです。当社では素材特性に応じた曲げ半径の選定、専用治具によるシワ防止対策、ローラープレス・ベンダーの段取り最適化を組み合わせ、面粗さ1.6Sを基準にミクロン単位の寸法管理を行っています。曲げ後の仕上げ研磨で表面処理を均一化し、SUS304本来の耐食性を損なわない美しい仕上がりを実現しています。
切削加工との組み合わせ事例は切削加工サービスのページもあわせてご確認ください。曲げ加工後の端面切削や溝加工、ねじ加工までを自社内で完結することで、再現性の高い精度を確保しています。
SUS304曲げ加工の標準フローは以下のとおりです。素材ロットごとに硬度ばらつきを確認しながら、各工程の条件を最適化します。
切削加工と組み合わせる長尺案件には、当社のオークマLH55-N(10インチチャック、最大φ550×L3000)や日立精機NR23といったNC旋盤群が活躍します。大物・長尺加工ページに対応サイズと事例をまとめていますのであわせてご確認ください。
SUS304曲げ部品は納品前に三次元測定機・真円度測定器・粗さ計で全数または抜取検査を行い、寸法・R形状・面粗さの実測値を成績書としてお客様にお渡ししています。耐食性が要求される医療・食品・化学プラント向け案件では、曲げ後の表面状態を入念にチェックし、加工硬化部の応力集中リスクも管理しています。
当社の強みは、設計検討・材料手配・曲げ加工・仕上げ研磨・検査・梱包までを自社内で完結できる点です。協力会社案件で1〜2週間、自社内完結の加工は当日〜数日でお見積りを回答しています。意匠性が問われるデザインパーツや、医療・食品ラインの定期補修部品にも、短納期で柔軟に対応します。設備更新ニーズは設備メンテナンスもご活用ください。
会社の沿革と品質方針については会社情報ページでご紹介しています。1971年創業から54年、ステンレス・耐熱合金・銅合金まで幅広い加工技術を磨き続けてきました。
SUS304丸棒曲げ加工に関連する事例や、近い加工難度の素材を扱った事例も製作実績アーカイブにまとめています。
主な活用事例は、医療機器のフレーム部品、食品加工ラインのステンレスパイプ、化学プラントの配管設備、建築・インテリア用のデザインパーツなど多岐にわたります。採用情報もあわせてご覧ください。
A. はい、SUS316・SUS430・SUS440C・SUS630などのステンレス材、ハステロイ・インコネル・モネル・チタン・タンタルを含む11種類の素材に対応しています。材質指定を図面にご明記いただければ、当社で最適な曲げ条件と切削条件を選定します。
A. 可能です。丸棒・角棒・パイプそれぞれに合わせた専用治具と曲げ条件で対応します。曲げ後の切削・溶接・研磨まで自社内で完結できる点が当社の強みです。
A. 対応しています。当社の案件は1個ものが約20%、10個以下が約40%と少量多品種が得意分野です。建築・インテリア用の意匠パーツも、デザイン図面1枚からのご相談を承っています。
A. 現物のお持込みやスケッチからのお見積りも可能です。図面化が必要な場合は、当社で簡易図面の作成からお手伝いしています。
SUS304・SUS316などのステンレス曲げ加工、医療機器・食品ライン・化学プラント・建築意匠向けの精密部品まで、図面1枚から、現物のお持込みからでもご相談を承ります。お見積り・技術相談はお問い合わせフォームまたは直通電話 0476-98-0519(平日 8:30–17:30)まで、お気軽にお寄せください。
図面1枚から、現物のお持込みからでも。お見積り・ご相談はお気軽にどうぞ。
自社内完結は当日〜数日、協力会社案件で1〜2週間程度を目安にご回答します。
お電話受付:平日 8:30 – 17:30