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食品製造ラインロールの製作|チタン精密旋盤で衛生対応

業界
包装機械 / 搬送機械 / 食品機械
材質
チタン
加工方法
NC旋盤 / 切削

食品製造ラインロールとは|チタン素材の特徴と用途

食品製造ラインロールは、製パン・製菓・乳製品・飲料・冷凍食品などの食品製造工程で、原料シート・成形品・包装材を搬送する回転体です。原料が直接触れるため、防錆性・耐塩素性・洗浄性・非接触汚染の4要素が求められ、SUS304・SUS316Lに加え、より高い耐食性が要求される領域ではチタンが採用されます。チタンは比重4.51でSUSの約60%と軽量ながら、耐塩水・耐酸・耐塩素性に優れ、塩分・有機酸を含む食品にも金属溶出・変色が起きにくい素材です。

有限会社 小澤製作所では、千葉県印西市の自社工場でチタン製食品ロールの精密旋盤加工を量産・試作問わず承っています。1971年の創業以来培ってきた切削技術と主要設備を組み合わせ、食品機械メーカー・包装機械メーカー向けの搬送ロール部品を製作してきました。

チタン難削材の精密旋盤加工技術

食品製造ラインロールで最も難しいのは、長尺ロールの真円度・振れ・表面粗さを1/100mm単位で揃えることです。チタンは熱伝導率が鉄の1/8と低く、切削熱が刃先に集中するため工具寿命が短くなりやすく、加工硬化も顕著な難削材として知られています。当社では、工具材質・送り速度・切削速度・冷却条件を専用化し、面粗1.6S・通常公差1/100mmを安定して再現できる体制を整えています。

切削加工の基本方針については、切削加工サービスのページもあわせてご確認ください。素材ごとの工具選定・冷却方法・段取りまで自社内で完結することで、再現性の高い精度を実現しています。

使用設備|オークマ LH55-N・KINGSTON HR4000の長尺NC旋盤

食品製造ラインロールは長尺・大径ワークが多く、オークマLH55-NのNC旋盤に加え、長尺加工に強いKINGSTON HR4000を組み合わせて加工します。当社のNC旋盤群は最大φ900×L4000、10インチチャックまで対応しており、中小型から大物・長尺ロールまでを単一工場でカバーできます。チタンの長時間切削に耐える主軸剛性と振れ抑制機構を持つ機械を選定することで、長尺品の真円度を最後まで安定して維持できます。

大物・長尺の素材を扱う案件は大物・長尺加工ページに対応サイズの目安をまとめています。主要設備の一覧と仕様詳細は設備情報ページをご覧ください。

11種類の素材対応と食品ライン向け仕上げ

当社はチタンのほか、SUS304・SUS316L・SUS440C・S45C・SCM440・A5052・A2017・FC250・インコネル・ハステロイ・モネル・タンタル・AH360・樹脂など11種類の素材に対応しています。食品ライン向けに必要なバフ仕上げ・電解研磨・酸洗いといった後工程も協力会社と連携し、当社が一元管理することで、食品衛生法対応の表面状態に仕上げることが可能です。

検査・品質保証|真円度と表面粗さの管理

食品製造ラインロールは納品前に、三次元測定機・真円度測定器・粗さ計で全数または抜取検査を実施し、外径・真円度・振れ・面粗さの実測値を成績書としてお客様にお渡ししています。長尺ロールは両端・中央・1/4位置で振れを実測し、回転バランス試験まで対応可能です。量産時には次ロットへの工程フィードバックも可能です。

自社一貫対応で短納期と品質を両立

当社の強みは、設計・図面検討から材料手配、粗加工・仕上げ加工・表面処理連携・検査・梱包までを自社窓口で完結できる点です。協力会社案件で1〜2週間、自社内完結の加工なら当日〜数日でお見積りを回答しています。チタンのような難削材であっても、現場の判断スピードを落とさないオペレーション設計で短納期に応えます。

会社の沿革や品質方針は会社情報ページでご紹介しています。1971年創業から54年、印西市でチタン・SUS・鋳鉄など多素材の精密切削で技術を磨き続けてきました。

関連する製作事例・対応業界

食品製造ラインロールに関連する事例や、近い加工難度の素材を扱った製作事例も製作実績アーカイブにまとめています。

  • 食品機械向け A5052 製造ロール(精密旋盤・TIG溶接)
  • アルミ(A5052)食品機械部品の溶接とローレット仕上げ
  • ロール軸の補修・摩耗対策と高精度仕上げ(長寿命化)

対応業界は食品機械・包装機械・製パン・製菓・乳製品・飲料・薬品・搬送機械・建設資材製造機械など、多岐にわたります。

よくあるご質問

Q. チタン以外の食品対応素材にも対応していますか?

A. はい、SUS304・SUS316L・A5052・A6063など、食品衛生法に適合する素材に対応しています。耐食性・洗浄性・コスト要件を踏まえ、最適な素材をご提案します。

Q. 長尺ロールの最大対応サイズは?

A. NC旋盤で最大φ900×L4000まで対応しています。これより長尺の案件もご相談ください。両端センター加工と振れ止めを活用し、長尺品でも1/100mm精度の真円度を維持します。

Q. 既存ロールの再研磨・補修対応は可能ですか?

A. 対応しています。摩耗・打痕したロールを再研磨・肉盛溶接・ハード焼入れで復旧した実績があります。詳細は修理・保全ページもご参照ください。

Q. 食品ライン用のバフ仕上げや電解研磨まで対応できますか?

A. 対応可能です。バフ仕上げ・電解研磨・酸洗いまで協力会社と連携し、食品ライン向けの表面状態を社内窓口で一元管理します。

食品製造ラインロールのご相談は有限会社 小澤製作所へ

チタンをはじめとする食品ライン向けロール加工、SUS・アルミの精密旋盤加工、長尺・大物のロール部品まで、図面1枚から、現物のお持込みからでもご相談を承ります。お見積り・技術相談はお問い合わせフォームまたは直通電話 0476-98-0519(平日 8:30–17:30)まで、お気軽にお寄せください。

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